職場でコミュニケーションが重要な理由

高齢者社会といわれている日本は、この先さらに超高齢化社会が進むと予想されています。残念ながら備えは十分ではなく、特に問題視されているのが介護職の人材不足。補充が急がれていますが、難しいのが現状です。集まらない原因はいくつかあり、仕事内容が心身のどちらに対しても重労働である、それにも関わらず給与面など待遇が悪いなどがあります。その他の問題として人間関係も実は大きく、同僚や被介護者、その家族とトラブルを起こして辞めていくというケースです。どの職種でも他人と関わる以上、大小の差はありますが軋轢は生まれます。しかし介護の場合、認知症の人などは相互理解が難しくなり、分かってもらえないという悩みにぶつかります。生真面目な人ほど一人で抱え込んで悩み、ストレスによって心身を崩して離職するというケースが目立つので注意が必要です。

仕事を長く快適に続けるためには待遇だけではなく、人間関係の良好さもポイントになります。コミュニケーションを積極的に行い、問題を抱えないようにすることで改善に向かうケースは少なくありません。同僚や上司に相談するだけではなく、日ごろから交流を深めておくと自然と助けになってくれます。人見知りで話しかけるのが苦手という人は、挨拶から始めてみましょう。当たり前のことだと思われがちですが、挨拶を通して声をかけることにより、自然と会話のきっかけになる場合があります。無駄だと思わず、コツコツ続けていくことが必要です。