職員同士の助け合いで良い介護を提供

超高齢化社会となった今、介護施設も増えてきました。介護が必要な人が快適に過ごしてもらえるよう、介護施設で働く職員たちは日々努力をしています。介護の仕事はきついため、離職者が多いと言われていますが、ここ数年で労働環境はかなり改善されてきました。そんな中、職員の人間関係のトラブルで辞めたという人の数がかなり多くなっており、介護職の離職理由の第一位です。人間関係が悪くなる原因として考えられるのが、職員の介護観の違いや自己中心的な人が多いなどです。自分のケアが正しくて新人や他の人の介護は間違っていると決めつける人や、責任を押しつけ合ったり、競い合ったりして揉めることがあります。

介護や看護の現場では、職員同士、助け合いの精神で仕事を行うことが大切です。職員同士が助け合って、お互い様という気持ちを持っていれば、職場の雰囲気も良くなり、それが利用者さんに対しても良い介護ができるようになります。ギスギスした気持ちは利用者さんにも伝わるものです。利用者さんは人生の先輩で色々な経験をしてきた人たちです。職員は嫌なことがあっても利用者さんの前では笑顔で接するよう心がけているでしょうが、心からの笑顔でないことは気づいているかもしれません。職員同士がお互い様という気持ちで助け合って仕事をしているところでは、嫌なことがないため心からの笑顔で接しているため心のこもった介護ができると考えられます。助け合いの精神でお互い様という気持ちを持って仕事をすることが、良い介護をするための条件です。